健保のしくみ

健康保険とは?

私達が日常生活していく上で、心配なことを軽減する為に、国の制度として負担(保険料)と給付のバランスを考慮して作られた社会保険制度があります。 将来、万が一働けなくなった時の為の年金保険、介護を必要とするようになった時の為の介護保険、そして健康保険は、万が一病気になった場合やケガ、 出産、死亡などで治療費や生活費を必要とする場合に備えた制度として存在しています。健康保険は「掛け捨て」の保険なので、健康で元気な方は保険料 を支払っても何らの見返りがありませんが、病気やケガで苦しんでいる方を支えていることになり、全体で「助け合い」をしていることで大きな社会的意義があります。
 我が国の健康保険の大きな特徴に、被扶養者とという制度があります。これは被保険者に生計を維持されている75歳未満の家族を保険料の追加負担なしで、 被扶養者として被保険者と同様(一部を除いて)の給付を受けたり、保健事業を利用できます。

健康保険組合とは?

健康保険は、本来は政府(厚生労働省)が実施するものでありますが、常時700人以上の従業員のいる事業所では、厚生労働大臣の認可を得て、 政府に代わって健康保険業務を行うことが出来ます。これを健康保険組合と言います。一方で、健康保険組合のない事業所の従業員が加入できるように、 全国健康保険協会(略称:協会けんぽ)があり、全国47都道府県にそれぞれ支部があります。 健康保険組合は全国に1,400以上設立されていますが、年々減少の傾向にあります。

健康保険組合の特徴

(1)健康保険組合は一定程度の裁量を政府から認められており、その範囲での保険料率の設定、保健事業の実施などを独自に行うことが出来ます。
(2)保険料率は法律で3~12%の範囲で、事業主側の事情を反映して設定することが可能です。また、被保険者の負担割合を事業主のそれより低くすることが出来ます。
(3)加入している被保険者や被扶養者の年齢構成、男女比、地域差、疾病の傾向などから人間ドックやがん検診などの独自の保健事業が実施可能です。
(4)また財政事情に応じて、法定給付を上回る付加給付(独自給付)制度を設定することもできます。
(5)政府の財政調整事業の対象となり、高額医療費の助成、財政窮迫組合への助成を行うことが出来ます。

我が国の医療保険

被用者保険
職場で加入する医療保険

1.健康保険組合

2.政府管掌健康保険

3.共済組合
国家公務員、地方公務員

4.共済制度
私学教職員

5.船員保険

地域保険
地域住民が加入する医療保険

国民健康保険
農・漁業、自営業、自由業など

後期高齢者医療
75歳以上の人が加入する医療保険

後期高齢者医療制度